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すざき・だい/「DOGSHIP 合同会社」代表、ヒューマン・ドッグ トレーナー
家庭犬と飼い主の出張型トレーニングをメイン事業とする傍ら、ペット事業にまつわるイベントやセミナーにとどまることなく、自らの研究成果をもとにした一般企業やホテル、自治体等の社員向研修に従事。
犬を理解し、犬の個性を活かす」ことを念頭に入れたトレーニングを提案し、犬種・性格・生活環境・経験値の違いを、飼い主ご自身が認めると同時に、飼い主として愛犬と真摯に向き合うことによって、ご自身「学び」がある時間を持ち得ていることを提案。ドッグトレーナーの実務経験と、動物の「行動学」と「心理学」を学問してきた立場から、「動物行動心理学」という新しい分野を標榜する。「動物としての人間」を前提としながら、「言語能力」や「視覚能力」に偏らない五感による観点から「人間にも応用できるコミュニケーション学」を紹介。

DOGSHIP 合同会社公式HP

「犬を理解し、犬の個性を活かす」ことを念頭に入れたトレーニングを提案し、犬種・性格・生活環境・経験値の違いを、飼い主ご自身が認めると同時に、飼い主として愛犬と真摯に向き合うことによって、ご自身に「学び」がある時間を持ち得ていることを提案。ドッグトレーナーの実務経験と、動物の行動学と心理学を学問してきた立場から、「動物行動心理学」という新しい分野を標榜する。「動物としての人間」を前提としながら、「言語能力」や「視覚能力」に偏らない五感による観点から「人間にも応用できるコミュニケーション学」を紹介。

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すざき・だい/「DOGSHIP 合同会社」代表、ヒューマン・ドッグ トレーナー
家庭犬と飼い主の出張型トレーニングをメイン事業とする傍ら、ペット事業にまつわるイベントやセミナーにとどまることなく、自らの研究成果をもとにした一般企業やホテル、自治体等の社員向研修に従事。
犬を理解し、犬の個性を活かす」ことを念頭に入れたトレーニングを提案し、犬種・性格・生活環境・経験値の違いを、飼い主ご自身が認めると同時に、飼い主として愛犬と真摯に向き合うことによって、ご自身「学び」がある時間を持ち得ていることを提案。ドッグトレーナーの実務経験と、動物の「行動学」と「心理学」を学問してきた立場から、「動物行動心理学」という新しい分野を標榜する。「動物としての人間」を前提としながら、「言語能力」や「視覚能力」に偏らない五感による観点から「人間にも応用できるコミュニケーション学」を紹介。

DOGSHIP 合同会社公式HP

「犬を理解し、犬の個性を活かす」ことを念頭に入れたトレーニングを提案し、犬種・性格・生活環境・経験値の違いを、飼い主ご自身が認めると同時に、飼い主として愛犬と真摯に向き合うことによって、ご自身に「学び」がある時間を持ち得ていることを提案。ドッグトレーナーの実務経験と、動物の行動学と心理学を学問してきた立場から、「動物行動心理学」という新しい分野を標榜する。「動物としての人間」を前提としながら、「言語能力」や「視覚能力」に偏らない五感による観点から「人間にも応用できるコミュニケーション学」を紹介。

1) 現在、どのような活動をされていますか?

一般的にはドッグトレーナーとして、噛む、無駄吠えするなど、家庭犬で問題行動をとる子たちの解決をするのが仕事です。ですが、実際に依頼者の方の犬に会ってみると、問題犬というのはあまりいないんです。犬は嘘もつきませんし、常に素の行動を取ります。なのに、そういった犬たちを問題だと見てしまうのは、実は飼い主側が捉え方を間違っているからなんです。「犬がこういう行動をするのには、こういう理由があるからだ」ということに気づいていないから、問題のない犬を問題犬だとみなしてしまう。ですので、犬のトレーニングと同時に飼い主側のコーチングを行うことで、その差異を埋めることに取り組んでいます。だからあえて「ヒューマン」をつけ、「ヒューマン・ドック トレーナー」名乗っています。

2) どのようなトレーニング・コーチングを行うのでしょうか?

具体的には問題を抱えている子たちのお家に実際に伺って、飼い主の方が介在した状態でトレーニングを一緒にしたり、また店舗に犬を預けていただく場合は、トレーニング内容を後ほど飼い主さんに伝えてシェアしています。ですが、私たちが行うのは「補完」ではありません。リビングに食べ物があっても大人しくいられるか、といった規律を犬たちに教えるだけではなく、どうしたらわが子(=犬)に対して穏やかな時間が提供できるのかを、飼い主の方が実践的に学べるシステムを提供しています。要は飼い主の方自身が実感として「私にもできる」と思えることが大事なんですよね。そういうアプローチを見つけることができれば、飼い主の方も変わりますし、犬も変われます。実際、犬と暮らすのってすごく大変なんですよ。お金もかかるし、時間も忍耐力も必要。では、なぜそんなに大変なのに一緒に暮らすのかというと、それ以上の何かを犬からもらえるからです。そこにいちばんの喜びがあり、人間がいちばん欲しているものなのじゃないかと思うんです。まさしく人と犬との「共生」ですね。

3) 「共生」とありますが、カナダで経験を積まれたのも、それが理由でしょうか?

犬との歴史や文化が深いところで学びたいと考えたからです。たとえば日本の古い絵を見ると、犬は庭にいるんです。対してヨーロッパの絵などは家の中に犬がいて、弦を弾いている人の横で犬が寝ていたり……。つまりは飼育なのか共生なのか、日本と考え方が全然違うんです。犬のことをパートナードッグという言い方をしますし、友人、バディという考え方です。そして自分の犬を尊重し、褒めたいと思っているし、褒めるために必要な知識などもしっかり身につけています。

4) 仕事を通して達成感、やりがいはどういったところに感じますか?

問題犬と言われて行き場がなく、これで問題が解決しなかったら手放す……という子を改善することで、飼い主のもとで一生を遂げることができる。そのサポートができた時はやはり嬉しいですね。
ただし、この仕事は「犬ってこうなんです」と正論を言いたいがためにやってるわけではないんです。むしろ、飼い主の方に「犬ってこうなんだ」と納得して変わっていただくことが大事。そのためにはデモンストレーションなりを実際に現場で見せることが必要なのですが、実際にそれを行って飼い主側に気づきを与えると、「あらまぁ!」「私が問題なの? 」と納得してパッと表情が柔らかくなるんです。僕はその時がいちばん好きですね。こうなったら犬も飼い主も幸せになるんです。

5) ご自身が、トレーニングする立場で苦労した経験はありますか?

活動をはじめたばかり頃の話ですが、お座りができない子がいたんです。当時は自分の技量のなさが原因なんだろうと悩みましたが、結果を言うとその子は病気だったんですね。犬と接するうえで我々トレーナーは行動学や心理学を基本にしますが、一方で獣医学からのアプローチも重要であると、その時強く感じました。それ以来、飼い主さんにとって重要な情報提供ができるように、さまざまな分野の先生方と密なコミュニケーションをはかるようになりました。

6) 犬は言葉を話さないぶん、コミュニケーションの難しさがありますね

むしろ僕は動物のほうが分かりやすいと思います。人ってどこかで防衛機制が働く部分があると思うんですが、動物にはそれがない。全部思っていることをストレートに表現するんです。犬は、伝え方もシンプルだし、こちらのアクションに対してしっかりと反応をしてくれるし、必ずロジックがあるんです。ですから、私は動物からの学びを人のコミュニケーションにも活かせるのではと考えています。

7) 動物から学ぶことは多い?

多いです。たとえば私たちが街中を歩いていて、通りすがりの人をジーっと見つめていたらどうなると思います?恐らくケンカになりますよね。犬もそうです。人と話す時、私たちが相手の目を見るのは体裁があるからであって、我々も本来は動物ですから、相手の目をずっと見続けるのは相手にプレッシャーを与えることになるんです。それを知ることで人との対話にも活かせます。動物を見ていると、我々が失くしてしまったものや鈍感になっている部分を教えてくれていると思うんです。

8) 動物的な感覚を実生活にも活かせると?

はい。犬は一頭走りはじめたら、みんな一斉に追いかけますが、私たちも同様に、横断歩道などでは隣の人が動くと自分もつられて動いてしまうことがありますよね。これって隣の人の動く加速度に関係しているんですが、それはつまり、本能的に何か危険に反応して動く速度であり、私たちの中にも動物の感覚が残っている証拠なんです。人間の脳は突然できたものではなく、進化の過程での増築型です。もともとあった動物の脳に前頭葉が増築されたことで、人は言語能力を身につけ、お金も使えるようになり、相手を思いやることもでき、理性を身につけた。しかし、その代償として、物事を抽象的に捉えるようになり、本質が見えなくなってしまった。つまり、動物的な感覚が薄れてしまったのです。私は自分の仕事をする時に、なるべく自分の左脳に頼らず、この動物感覚を信じて右脳で物事を見るようにしています。右脳はひらめき脳とも言われますが、物事を見る場合、1点だけを捉えるのではなく、まず全体を見てなるべく多くの情報を得てから、必要な情報をピックアップし分析していきます。そして、それを人に伝える時は、たくさんの因子がどうつながってロジックを形成するのかを左脳で整理して言葉にする。これは表現方法が違うだけで、ほかの表現者の方々もきっと同じだと思います。

9) では最後に、今後どのような活動をしていきたいか教えてください。

これまで、さまざまな企業からの依頼でセミナーや講演活動をさせていただきましたが、今後は大学の一般教養でも動物をテーマにしたお話ができたらと考えています。企業セミナーでは、動物から学ぶコミュニケーション方法や犬との暮らしなどをテーマに、社員同士で円滑にコミュニケーションを取る方法をお話しました。動物って慣れ親しみがあって自己投影もしやすいですし、「なるほど」と入り込みやすいですよね。動物からの学びを通して、人のすばらしさや、自分を客観視する方法、どうやって人と人がコミュニケーションを取っていくのかなど、実践的かつわくわくする提案をしていきたいですね。

TEXT:織江賢治

PHOTO:神藤 剛

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