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おちあい・よういち/東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了者)、博士(学際情報学)
コンピュータとアナログなテクノロジーを組み合わせ、物理世界をハックする作品や研究で知られる。2015年より筑波大学助教・デジタルネイチャー研究室主宰。研究室では、デジタルとアナログ、リアルとバーチャルの区別を超えた新たな自然「デジタルネイチャー」を科学し、哲学し、実装することで未来を目指している。これまでに情報デザインを行うジセカイ株式会社や超音波やレーザーなどの波動を制御するテクノロジーを研究開発する米国法人Pixie Dust Technologies.incを創業。父は国際政治ジャーナリストの落合信彦。叔父は空手家(和真流宗家)の落合秀彦。 従兄弟はLady Gagaの主治医を務めたことで著名なデレク・オチアイ。
研究論文や作品をACM SIGGRAPH(世界最大のコンピュータグラフィクスの祭典・学会)で発表するのが通年行事。2014年にはCG Channel(有名CGサイト)が選ぶBest SIGGRAPH論文にも選ばれ、アート部門、研究部門のプレスカバー作品をひとりで独占した。BBCやディスカバリーなど世界各国のメディアに取り上げられ、国内外で受賞多数。研究動画の総再生数は380万回を超え、近頃ではテレビやバラエティ、コメンテーターなど活動の幅を広げている。
著書に『魔法の世紀』(PLANETS)、『これからの世界をつくる仲間たちへ』(小学館)がある。

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コンピュータとアナログなテクノロジーを組み合わせ,物理世界をハックする作品や研究で知られる。筑波大学助教・デジタルネイチャー研究室主宰。デジタルとアナログ、リアルとバーチャルの区別を超えた新たな自然「デジタルネイチャー」を科学し哲学し、実装することで未来を目指している。14年にはBest SIGGRAPH論文にも選ばれ,アート部門,研究部門のプレスカバー作品を一人で独占した。BBCなど世界各国のメディアに取り上げられ,国内外で受賞多数。近頃ではバラエティ、コメンテーターなど活動の幅を広げている。

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おちあい・よういち/東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了者)、博士(学際情報学)
コンピュータとアナログなテクノロジーを組み合わせ、物理世界をハックする作品や研究で知られる。2015年より筑波大学助教・デジタルネイチャー研究室主宰。研究室では、デジタルとアナログ、リアルとバーチャルの区別を超えた新たな自然「デジタルネイチャー」を科学し、哲学し、実装することで未来を目指している。これまでに情報デザインを行うジセカイ株式会社や超音波やレーザーなどの波動を制御するテクノロジーを研究開発する米国法人Pixie Dust Technologies.incを創業。父は国際政治ジャーナリストの落合信彦。叔父は空手家(和真流宗家)の落合秀彦。 従兄弟はLady Gagaの主治医を務めたことで著名なデレク・オチアイ。
研究論文や作品をACM SIGGRAPH(世界最大のコンピュータグラフィクスの祭典・学会)で発表するのが通年行事。2014年にはCG Channel(有名CGサイト)が選ぶBest SIGGRAPH論文にも選ばれ、アート部門、研究部門のプレスカバー作品をひとりで独占した。BBCやディスカバリーなど世界各国のメディアに取り上げられ、国内外で受賞多数。研究動画の総再生数は380万回を超え、近頃ではテレビやバラエティ、コメンテーターなど活動の幅を広げている。
著書に『魔法の世紀』(PLANETS)、『これからの世界をつくる仲間たちへ』(小学館)がある。

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コンピュータとアナログなテクノロジーを組み合わせ,物理世界をハックする作品や研究で知られる。筑波大学助教・デジタルネイチャー研究室主宰。デジタルとアナログ、リアルとバーチャルの区別を超えた新たな自然「デジタルネイチャー」を科学し哲学し、実装することで未来を目指している。14年にはBest SIGGRAPH論文にも選ばれ,アート部門,研究部門のプレスカバー作品を一人で独占した。BBCなど世界各国のメディアに取り上げられ,国内外で受賞多数。近頃ではバラエティ、コメンテーターなど活動の幅を広げている。

NEWS | ニュース

1) 今の仕事や活動について教えてください

最近では、メディアアーティストと名乗ることが多いです。すごく便利なんですよ、アーティストって。ただ、肩書きとしては、筑波大学の助教、コンピュータ研究者がメインです。昔から研究が趣味ということもあって、基本、土日も関係なく、ずっと研究している感じです。もしくは文章を書いているかのどちらかですね。最近はいろんなオファーが増え、たとえば、ここ1カ月で講演9回、展示6カ所、テレビ収録は3回ありました。
そんないろいろな活動もしながら、おかげさまで忙しくさせて頂いています。多くの人に研究の面白さや新しいものを作るかっこよさが伝わるといいと思いますね。多忙の中でも研究して、見たこともない不思議なものが見えるときが一番の安らぎで生きがいです。作ることが好きだからやめられない。

2) 落合さんにとって研究のおもしろさとはどこにあるのでしょうか?

今ない土俵のなかで、いちばん広く取れる土俵(=ブルーオーシャン)を探すってことが、研究的にはおもしろいと思っています。どんだけ未来にインスピレーションを与えられるか。それって研究者の性なんでしょうね。
ただ、研究も開発もアートも起業も僕にとっては「社会」との「コミュニケーションの手段」なので、コミュニケーションが成立しないといけないんです。それに気づいたのは大学1年のとき。デザインの授業で「他人にどう届き、どう受け止められるかが大事なんだ」と学んだんです。僕が欲しいって思わないものは、きっと誰も欲しいと思わない。でも、自分が欲しいものでも、届け方が下手だと誰も興味を持たない。だから、そこは作りこむ必要があるのだなと気づきました。 熱量がないと何も始まらない。最近ではこれ、「人間性を捧げろ」とかいってるんですよ。
つまり、自分がおもしろいと思ったことがあったら、そのおもしろさをどう展開するかを考えないといけない。俺がおもしろいと思うかどうかが第1基準で、次はそれをどうラッピングするか。「ここまで簡単に見せるか、いや逆に難しくいくか」を選択する。それをどれくらいで成立させるかがすごく重要で。10人に1人が分かるレベルにするのか、10人が10人とも分かるレベルにするのか。たとえば、グッドデザイン賞やモータースポーツジャパンは分かりやすく、TOKYO Designers Weekの作品はちょっと難解だけど、分かった人からは「感動しました」と言われる。その塩梅が大事なんですよね。
自分は結局、見たことのないものを見たい、この世にないものを作り出して一番最初に触ってみたい、それをモチベーションに生きているんだと思います。だから、研究していても全く苦にならないし、むしろ楽しくて笑みがこぼれて来ちゃうこともしばしばです。キツいくらいが楽しいなって。今でもよく床で寝てますよ。

3) これは大事にしているということを教えてください。

“世の中の空気”はすごく考えます。
今、世の中が何を求めているのかという空気感は大事。つまり、今、アートやったら負けだと思うんです。というのも、空気として絶対にテクノロジーのほうがバズるから。今後は、表現のコンテンツはもう出来あがっているから、だから中身の純粋な面白さで勝負するのではなく、表現の手法で勝負するようになる。 手法とコンテンツが切り離せない世界が来る。最近、VRとかウェアラブルとかやっと火がついて、表現の手法としてのテクノロジーが出てくると、アートは絶対勝てないからテクノロジーに負けてしまう。
だから、今の世の中は絶対テクノロジーのほうがウケるんですよ。多分あと1~2年はテクノロジーのほうがいいでしょうね。それでまたしばらく停滞して、その時期はアートが高まると思いますよ。世の中の空気感を正確につかんで、その都度、頭の使い方を180度変えることが大事なんです。
その繰り返しが文化を作っていくし、空気感を超越した何かを見つけるには,空気を読んだ上で遠くを見ないといけないと思います。天気がわかってないと天体望遠鏡を持ち出しても星は見えないですから。

4) アイデアはどんな風に思いつくのでしょうか?

いつも4つくらい全然違うことを同時に考えているんです。研究だと同時に作業できるのはひとつなんですが、僕は常にいくつかのことを同時に考えておきながら手を動かさないとアイデアが硬直してしまってダメなので、何かを考えながら手を動かしてモノを作ったり実験したりしています。泥臭い作業をしながら手を動かしていないと降りてこないんですよ。あとは歩いているときも思いつくことが多い。それと、「うまくいかない、ヤバい。できないはずないのに」って言っているときにもひらめいたりします(笑) 追い詰められると結構強いんです。
2カ月に一度くらい海外に行くのもいいですね。街の風景も食べ物も違うと、日本にいると出てこない考えが浮かぶことがある。言葉を変えるのはそういう意味ですごく重要。言葉が変わると、頭の中が変わるっていうのはあるんです。あとは今、自分が何しなければいけないかというのもよく分かるので。自分が客観的に見える感じかな?

5) コンピューターとの出会いは?

最初は小学校2年か3年ぐらいのとき。windows95が出たとき、当時8~9歳の僕はなぜか買いたくなって。おじいちゃんに「これからはインターネットの時代だからwindows95買ってくれよ。エクスプローラーってやつが入ってるらしいんだ」といったら買ってくれて。「なんかインターネットってすげーらしいぞ」という情報を知ったのは漫画かテレビかでしたね。これからはインターネットだって言われてたのが、本当にインターネットの時代になったからびっくりしましたけど(笑)
コンピューターを手にしたので、3DCGとか9歳くらいのときにやっていました。当時Microsoftが簡単に3DCGを作れるソフトを出していたので、それでよく遊んでいたんです。自分で作って、動いたのをみて「画面の中が動くのがスゲー楽しい!」と。当時はインターネットで動画公開なんてことはなかったので自分の中だけの満足でした。
世の中はだいぶ変わったと思います。でもCGをやってなかったら,今みたいな研究や表現をやったりすることはなかったかなぁ。

6) どんな子どもでしたか?

小さい頃はよくモノを分解して遊んでいました。スーパーファミコンとか買ってきて、カセットを分解してみたり。あれ普通にはバラせないんだよなぁ…。考えてみると、その当時から研究が好きだった。「なんでだろう?」と思ったら知りたいんです。ファミコンのカセットを差すタイミングがちょっとずれたら画面が虹色になったり,表示位置がおかしくなったりする。「なんでなんだ?」と不思議になるんですよね。
中学のときにエレキギターを買ってもらったときも、分解しました。あれね、分解すると楽しいんですよ。中に入っているコンデンサーを外して付け替えると、シャーンって音がぬおおお~んってなるような、エレキの音なんだけど、波形で言うとなめらかになり、全然違う音になるんですよ。波が好きになったのはその頃,大学入って電気の授業でそういう体験に理屈が付いてきた頃,すごい楽しいな! と思うようになりました。

7) 両親の影響はうけていますか?

親父は作家でジャーナリストなんですけど、親父の名言でいちばん好きなのは「大した命じゃないんだから燃え尽きるまでやれ」というもの。それ、言っちゃうんだ? みたいな(笑) 父は面白いから好きです。
母はクラシック音楽のプロデューサーをやっていたので、ピアノがあるのはもちろん、家で普通に電話を取ると世界三大テノールの人からだったり。「Hello」とすごくいい声の人から電話だと思ったら「パヴァロッティからだよ」みたいなことがありましたね。
いろいろな親交があったからか、音楽家とか芸術家とかモサドとか中国共産党とかよく家に遊びに来てたんですけど、僕が高校のときに外尾悦郎さんというサグラダ・ファミリアの主任彫刻家の方が来ていたことがあって。彼に言われた「今が大事だから。今が」という言葉はすごく残っています。「サグラダファミリアみたいな世紀を超えたものを作っている人でも、悠久の時間の中で今が大事なのか」と思ったんですよね。そのあとMITメディアラボの所長になった伊藤譲一さんも同じこと、言っていたんです。「未来も重要だけど今が重要だ」っていうのは影響を強く受けたことですね。
ちなみに、うちの両親は完全に放任だったので、ものすごく自由でした。1年生のときに塾ってとこが楽しそうだったから自ら塾行きたいと言って行かせてもらった。その当時は、勉強しに何処かに行くってことも研究の一環だったんですよね。

8) 失敗したことはある?

いっぱいありますよ。プレゼンがうまくいかないことなんかよくあるし、予算書落ちるし、怒られるし、嫌われるし、予定通りに作品が動かないこともざらにあります。同世代でメディアアートしている人や研究している人よりは、絶対的に数が多いので、転ぶことも多いんですよ。だけどへこたれない。失敗をしたら、反省はするけど凹みはしない。なんで失敗したのかが明確であれば、次はここに意識をむけようと改善につながるから。自分のことをエリートだと思ってないので、なるべくうまく生きていけるよう、努力はしています。日々の私生活は崩壊していますけどね(笑)

9) 日本とアメリカの違いは?

日本のダメなところは、パイが一億人しかいないってことです。世界には70億人もいるのに、日本にいる1億人にだけフォーカスしていたら、1/70のものしか作れないわけですから。それじゃダメなんです。本当にそこに尽きる。 しかしながら内需で市場規模は十分に大きいから安心してしまう。でもそれじゃ広がらない。お金は重要だけど、世界を良くすることはもっと重要。
なんでも日本を中心にして考えようとするけど、それはちょっと違うんじゃないのというのが僕の価値判断。世界にはこんな問題があるからその問題をどう解くのかというのが本質。日本で解けた問題を「こことここでは使える」からと考えている時点で枠を感じます。

10) これからやりたいことは?

ここ1~2年は、どっちかというと「一点突破で思想をつくる」みたいなことをやって来ました。これからはもうちょっと仲間をたくさん作り、みんなでいろいろな方向の問題を解いていきたいと思っています。だから研究室の名前「デジタルネイチャー」は数ヶ月考えました。僕たちは今、リアルとバーチャルという二重人格的な世界を生きているわけでなく、新たな自然に合わせるように人間性がアップデートされつつあるんだと思うんです。だから、作品も作るし、問題提起もするし、画期的な理系研究もしたい。その中でハイテクノロジーだけじゃなくてローテクノロジーで売れるような、社会実装できるものも作っていきたい。今の人たちに日常生活の中で使ってもらえるようなものを作っていこうかなと。今のチームはモノ作りを一人でやるか、超音波の専門の星先生と二人でやっていて。とにかくほんと少人数でやっているので(笑)、人が増えたらこれをやりたいと思っていることはいろいろと別にあるので、それは今後やっていきたいと思っています。デジタルネイチャーな世界をみんなで見れるようにしていきたいんですよね。

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