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いしかわ・よしき/予防医学研究者
広島県生まれ。東京大学医学部卒業後、ハーバード大学公衆衛生大学院修了。「人がより良く生きるとは何か」をテーマとして研究している。専門分野は、行動科学、計算創造学、ヘルスコミュニケーション、統計解析等。ビジネスパーソン対象の講演や、雑誌、テレビへの出演も多数。NHK「NEWS WEB」第3期ネットナビゲーター。著書に「最後のダイエット」「友だちの数で寿命はきまる」(ともにマガジンハウス)
東京大学研究員/国立がん研究センター研究員/G1サミットU40メンバー/(株)Campus for H共同創業者/(株)キャンサースキャン取締役/(株)ハビテック研究所長/有限会社日本ヘルスサイエンスセンター取締役/健康学習学会学会長

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東京大学医学部卒業後、ハーバード大学公衆衛生大学院修了。「人がより良く生きるとは何か」をテーマとして研究している。専門分野は、行動科学、計算創造学、ヘルスコミュニケーション等。ビジネスパーソン対象の講演や、雑誌、テレビへの出演も多数。著書に『最後のダイエット』(マガジンハウス)など。 東京大学研究員/国立がん研究センター研究員/G1サミットU40メンバー/(株)Campus for H共同創業者/(株)キャンサースキャン取締役/(株)ハビテック研究所長/健康学習学会学会長

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いしかわ・よしき/予防医学研究者
広島県生まれ。東京大学医学部卒業後、ハーバード大学公衆衛生大学院修了。「人がより良く生きるとは何か」をテーマとして研究している。専門分野は、行動科学、計算創造学、ヘルスコミュニケーション、統計解析等。ビジネスパーソン対象の講演や、雑誌、テレビへの出演も多数。NHK「NEWS WEB」第3期ネットナビゲーター。著書に「最後のダイエット」「友だちの数で寿命はきまる」(ともにマガジンハウス)
東京大学研究員/国立がん研究センター研究員/G1サミットU40メンバー/(株)Campus for H共同創業者/(株)キャンサースキャン取締役/(株)ハビテック研究所長/有限会社日本ヘルスサイエンスセンター取締役/健康学習学会学会長

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東京大学医学部卒業後、ハーバード大学公衆衛生大学院修了。「人がより良く生きるとは何か」をテーマとして研究している。専門分野は、行動科学、計算創造学、ヘルスコミュニケーション等。ビジネスパーソン対象の講演や、雑誌、テレビへの出演も多数。著書に『最後のダイエット』(マガジンハウス)など。 東京大学研究員/国立がん研究センター研究員/G1サミットU40メンバー/(株)Campus for H共同創業者/(株)キャンサースキャン取締役/(株)ハビテック研究所長/健康学習学会学会長

NEWS | ニュース

1) 生い立ちと、予防医学研究者になった経緯を教えてください。

親や祖父からの影響が大きいですね。家系的に、人に奉仕することが好きなんです。例えば父方の祖父は手品師で、刑務所へ慰問に行って手品を見せたりそろばん教えたりと、更生を手助けする活動をしていて。母方の祖父は資産家の息子で、地元に小学校や幼稚園を作るなど、人のためにお金を使っていました。一方で医者の父は、僻地医療に取り組んでいました。そういう姿を幼い頃から見てきたので、ごく自然に“人に奉仕しよう”という意識が芽生えていました。
じゃあ何をしようかと考えたとき、父親に「資格を取るな、逃れられなくなるぞ」とアドバイスを受けたんです。好きなことを自由にやれ、と。ただ、とくにやりたいことが思いつかなかったので、父と同じ“健康”に関係することをしよう、治療よりは予防かなという発想で、予防医学の道に進みました。

2) 予防医学とは、どのような学問なのでしょうか。

大きく分けて、「疫学/統計学」「行動科学」「ヘルスシステム」「環境保健」「倫理」という5つの分野があります。「疫学/統計学」は、病気の原因は何か、幸せの要素は何かなど、因果を明らかにする学問です。「行動科学」は、人の行動を理解し、変えていくための科学です。「ヘルスシステム」は政策や制度を作るもの。日本の事例だと、戦後8000万人の健康を診るために全国に800箇所の保健所を作り、6年間で平均寿命を25年も伸ばしたという偉業を達成しています。制度の運営という観点で一番うまいのはイギリス。異なる文化を持った人たちを最小の武力で統治してきた歴史があるので、今でもユニリーバのようなイギリスの会社は、途上国でも大きな力を持っています。「環境」は、上下水道の整備や、ダイオキシンや水銀、カドミウムなど、いわゆる環境問題について扱います。「倫理」は、限られた予算をどこに配分するのかという、正義の話です。たとえば一人のために1000人が我慢するのか、あるいは1000人のために一人が犠牲になるのかを考えます。

3) 石川さんは、どの分野を専攻しているのですか。

僕は「行動科学」で、特に10年以上ダイエットについて研究してきました。学問分野としてのダイエットは、2000年以上イノベーションが起きていない分野なのですが、僕はリバウンドに関する理論「Di理論」を開発してブレイクスルーを起こせました。ただ、一つのテーマを掘り下げることに限界を感じたこともあり、今は違う分野にも目を向けています。壁にぶつかったとき、乗り越えるという対処法もありますが、遠回りして避けてみるという方法もありますよね。僕は後者の考え方がけっこう好きなんです。他の分野の知見からヒントが見つかったり、内容は違っても応用が効いたりしますから。
例えば、今築き上げようとしている「Computational Behavioral Science」という新しい学問は、いろんな分野に当てはめることができます。日本語に直すと「機械行動科学」で、コンピュータを使って人の行動を分析して理論を作る、という学問。具体的には、人々の行動というデータからパターンを導き出し、パターンからアルゴリズム(方程式)を組み立てて、最終的にセオリーを作る……というもの。理論を作る過程で、あらゆるものが生まれるんじゃないかと思っていて。

4) ダイエットのほかに、お笑いや和食なども扱っていらっしゃいますが、具体的には何を?

先ほどの流れに当てはめると、お笑いの場合は、ボケ(データ)を分類して、パターンに当てはめていきます。すると必ず例外が出てくるので、その例外を含む分類を考え直す。そうしているうちに「絶対ウケるボケ」というパターン、アルゴリズムが生まれるんです。同じように、ドラマや番組なども、データからヒットする要素を導き出すことができるので、アメリカの企業も取り組んだりしていますね。
 料理については、最終的には、和食を世界の「washoku」にするため、日本にいると生まれない発想を手助けするツールサービスを開発したいと思っています。例えば、ワサビが牛肉の間に挟まった「牛肉のミルフィーユ」という料理があるのですが、これは海外で「ワサビが苦手」という声が多く、おいしく食べてもらうにはどうすればよいか考えた結果に生まれたレシピです。日本に閉じこもっていたら出てこない発想ですよね。グローバルになると、その分野は発展する。それはお笑いも同じのことで、外国人がおもしろいと思うネタは何なのか、ローカライズするツールが作れたらと思っています。
 笑いと料理って実はよく似ているんです。どう組み合わせ、どう味付けをするかで結果が変わってくる。僕のやっていることは、笑いのレシピ作りなのかもしれません。ただのリズムネタはつまらないけど、サングラスをかけて赤い服を着るとおもしろくなる……という法則を見つけるんです。

5) 笑いの分野でチャレンジしたいことは?

将棋の世界には、プロ棋士とコンピュータソフトが対戦するという企画がありますよね。あれのお笑い版として、プロ芸人VSコンピュータの大喜利がやってみたい。笑いは「誰がどのように言うか」も重要なんですが、大喜利なら文字だけでできるので、人間と勝負しやすい。誰が考えたものかは隠してネタを見せたら、どちらがウケるのかチャレンジしてみたいですね。
もうひとつは、笑いのフロンティアをみつけること。先ほど話した「アルゴリズム」が作れると、「理屈としてはボケの種類は100パターンありうる」というような、定量的な予測ができるようになります。すると、「しかし世の中には80パターンしか出ていない。残りの20パターンとなる笑いをみつけよう」ということが可能になる、要するに新しいフロンティアがみつかるということです。
人を分類したり、ボケのパターンを予測したりというのは、笑いの本質ではありませんよね。物事を理解したとはどういう状態かを考えると、「それを生み出せること」だと思うんです。だから僕は、笑いを生み出せるようになりたい。アルゴリズムは、そのために作っているんです。ライバルは芸人です(笑)。

6) 今後の課題はありますか。

ルネッサンスを作ることですね。ルネッサンスは多種多様の業種の人が交わった時代ですが、今は専門家ごとにコミュニティが分かれ、たこつぼ化している。いろんな人がかかわって良いものが作れることで、イノベーションが生まれると思うので、僕自身も交流を広げていきたいですね。

7) 世の中に打ち出していきたい、大きなビジョンはありますか

日本流のイノベーションを世界にガツンと出していきたいですね。日本は“半歩先”を見てイノベーションを起こすことに長けている国だと思うんです。歴史とか文化にしばられすぎず、かといって革新的なことを追い求め過ぎない、「ちょっと半歩先に行ってみようよ」というイノベーションのあり方があるということを世界に広めていきたいですね。そのためには、ここまで説明したシステムはすごく有効なんです。
「チェンジ!」というアメリカ的な考えもありますが、過度な食事制限をしたらリバウンドしてしまうように、ガラッと変えたら一気に元に戻ってしまうリスクがある。少しずつ先に進むことが、今後1、2世紀は求められていくんじゃないかと考えているのではないでしょうか。きっと、日本人が活躍できる時代だと思います。

PHOTO:森弘克彦

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