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「女子高生」の肩書きが外れてからが本当の勝負!高校を卒業した椎木里佳が目指す今後のビジョン

2016.3.24

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“女子高生社長”として知られ、東京都内の高等学校に在学しながら株式会社AMFを経営する椎木里佳さん。そのバイタリティは多くのメディアで取り上げられ、今、最も話題のティーンネイジャーとして注目を集めています。

そんな彼女は3月22日、自身のブログで、“高校を卒業し慶應義塾大学に進学すること”を発表。
これまで彼女のトレードマークだった戦闘服(制服)を脱ぎ捨て、「女子高生社長」ではなく、「株式会社AMF 代表取締役 椎木里佳」として突き進んでいく今後の椎木里佳さんについて、ビジョンや心境、目標を聞きました。

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大学でも“二人の自分”を使い分けたい。堀江さんにブーブー言われそうだけど(笑)


————この度はご卒業おめでとうございます!まずは高校生活を振り返っていかがでしたか?

椎木 とにかく長かったですね。“女子高生起業家”として365日やってきたので、わたし的には6、7年くらいの体感時間でした。学生と仕事という2つの自分を、別々の日じゃなくて同日の中で切り替えていたので、倍時間を感じるというか。
完全にやりきりましたね。点数をつけるとしたら500億点!


————椎木さんにとって学校はオフ、という感覚に近いのでしょうか?

椎木あ、学校は完全にオフです(笑)。学校だと…やばいですね、メガネ&どスッピンなので。後輩に、「椎木さんに学校で会いたい」って言われるんですよ。毎日ちゃんと行ってるのに(笑)。学校のオリエンとか結構出てたり、そこでしゃべったりしてるのに誰も気づかない。それくらい学校ではオーラは全くないです。

もともとはオンオフの区別はつけていなかったんですが、途中でオフの時が必要なのかなって思い始めたんです。
学生の立場と仕事との切り替えってどうしてるんですかってよく聞かれるんですけど、メガネを外して、自分の学校の制服から戦闘服(制服)に着替えて、メイクしてっていうのが、一番いい方法だと思って。外見で替わったら内面も切り替わります。学校でもメイクして、バッチリ輝いて、みたいな感じだったら、きっとここまでうまくできていなかったなって思います。
学校で80%がんばって、仕事で完璧を目指したのがとてもバランスよかったのかなと。

学校にいる時は思いっきり学生でいられたのは、仕事面への影響も結構大きかったです。社長と学校は別、学校はあくまでも学生生活をする場所にしておきたい。だから大学生になっても、学校で起業の話とかするのはいやだなって。みんなで飲み会とか合コンの話とかしたい、それが大学生活だと思っているので捨てたくはないですね。
こんなこと言うと、堀江さんがブーブー言いそうだな。堀江さんは大学に行く意味なんてないって言ってるから(笑)。

もちろん大変なこともたくさんありましたよ。仕事の会食が22時頃まであって、家帰って課題やって、夜中の2時頃に寝るじゃないですか。それでまた朝8時から学校が始まるんですよ。「疲れたー」「あー、面倒くさい」って何度も休んじゃいたいって思った。でも、母が「絶対ダメ!」って言うんです。会社始める前に、両立するって約束したから。でも、今はやっぱりそれで良かったと思っています。

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“女子高生”という肩書が外れてからが本当の勝負


————世間的には、「“女子高生”って肩書が外れたらダメなんじゃないか」っていう意見もあったりしますが、その辺りはどう思いますか?

椎木 制服を着れなくなっちゃうのには、デメリットもメリットもあります。
デメリットは、このイメージが強すぎて、制服じゃないと誰だか判ってもらえないかもしれないこと(苦笑)。制服だとすごい勢いで気づかれるんですけど、着ていないとTV出ても誰?って思われます。
メリットは、やっぱりこれに頼らなくて済むというか。制服だと“しょせん女子高生”っていうレッテルを貼られちゃうので、それがなくなって、ちゃんと大人というか、ちゃんとした起業家として見てもらえるのかなと。

ぶっちゃけ、「“女子高生”って肩書が外れたらダメなんじゃないか」っていう意見に対して、前はホントにその通りだと思ってたんです。営業に行っても「女子高生終わったら何すんの?」って言われて、結構気にしてた。やっぱり、どっかに「そうだよな」って思ったりしてたんですけど、最近は“女子高生”の看板がなくなっても全然大丈夫っていうか、逆に幅が広がるなって思うようになったんです。
実際、女子高生社長で有名になれたけど、やりにくい場面もあって。クライアントさんに“女子高生だから、なんかテキトーなんでしょ”とか、“どうせ部活感覚でやってんでしょ”って思われた部分もあるので、そこがとっぱらえたら、むしろ真剣に取り組んでるのがわかってもらえるのかなと。
あと、これまできちんと実績を積んできたのに何やってるかわからないって思われているのが悔しい。でも、それを打破するにはもっとがんばるしかない。
社長って、モデルとか女優みたいにわかりやすい動きをしていないから、理解されにくいんですよね、きっと。

自分は「普通の家庭だから…」と思うだけ無駄。成功する人は貧乏だろうが成功する


————ネット上には、「お父さんが社長だから…」という意見も度々見かけます。そういった言葉に対してはどう思っていますか?

椎木 私は父の事業をついでいるわけではない。そういう意味では、完全にアウェーなんです。
私の高校には、父親が社長という子がたくさんいます。でも、私みたいに自分でやってみようって人がホントに少なくて。せっかくお父さんが社長なら、むしろそのコネクションを使って自分で何かをやってみたらいいのに、“親が金持ってるからいろんなところ遊びに行こう“とか、“コネ持ってるからラクしてコネ入社しよう”みたいな、考えがその程度なんです。わたし的には“なんでそんなにもったいないことやってんの?”って思う。
そういう人たちと比べたら、まだその地位を利用しているというか、うまく使ってるだけなので、そこを批判されるのは正直よくわからない(笑)。
ぬるま湯に一生浸かってても生きていけるのに、自ら熱湯に突っ込んだので、自分は動いたほうだなと思うんです。


————なるほど。たくさん持っている人ほど、動くべきということですね。では逆に、椎木さんのように、“使えるもの”がない人はどうしたらいいと思いますか?

椎木 うーん、でも、使えるものが何もない人でも、成功してる人はいっぱいいると思っていて。
もちろん家が裕福だといろいろチャレンジできて、そのきっかけで何かに目覚めるってことも多いと思うけど、地方で生まれて、超普通の学校を卒業してもうまくいく人もいる。自分は普通の家の子だからムリだっていうのは、そう思うだけ無駄だなって思います。
貧乏だろうがどこに住んでいようが成功する人は成功するし、逆にお金持ちでもコネ持ってても成功しない人はしない。私の父は田舎出身で、起業家となんの縁もないところからここまで来たので、余計そう思いますね。

“コノヤロー精神”こそが、負けない秘訣!!


————いつも自信に満ち溢れているように感じますが、不安とか、ちょっと怖いなとか、自分に負けそうになることってないんですか?

椎木 なくはないです。営業行って全然受けが良くなかったとか、変なこと言われたりとか、いろいろありますよ。そういう時はちょっと悩みますけど、それよりも突破しようと思いますね。自分を奮い立たせてくれるものはありますね。悪口とか(笑)。


————人からの悪口で自分を奮い立たせるんですか?

椎木 そう!批判的なコメントは、スクショ(スクリーンショット)して全部スマホに保存してあるんです。その悪口見て、“こんなこと言わせておいていいのか”って自分に問いかけるんです。あと名言を読んだりもしますね。
逆に、そういう時は応援してくれてる人の話は聞かない。 “そのまんまでいいよ“とか、“がんばんなくていいよ”とかは、自分が甘えモードでしかなくなるので。そこはアンチのコメントを読んで、ヨシッて気合いを入れるんです。
私にとって“コノヤロー精神”こそが大事なんです。“あの時の悔しい感情を思い出せ!”って。これが一番やる気スイッチオンですね。
負のエネルギーって、すごいんですよ。正のエネルギー、つまりポジティブな気持ちでいろんなことに取り組むって正当だしアリだと思うんですけど、人って弱いからどっかで負のエネルギーに負けちゃう。負のエネルギーってすごい力を持っているので、どっかで押されちゃうと思うんですよね。だからこそ、負のエネルギーに負のエネルギーで勝つっていう。これが一番、負けない秘訣かな。


————椎木さんはやりたいことがたくさんあったから起業という道を選んだんですよね。世間にはやりたいことがない、もしくは見つけられないという人の声もあります。そういう方にはどうアドバイスしますか?

椎木 目標を作ればいいんじゃないですかね。同世代からこういう相談受けた時に、じゃあ40歳になったときにどうしてたい?って聞くんです。「結構お金持ってて、子供もいて、ちょっと会社の役員くらいになってて、海外に駐在してたい」みたいなこと言うので、「そのために30代にどうしてないといけないと思う?」って聞くと、「結婚して、英語もしゃべれるようになって」って。じゃあ、今月何すればいいと思う?とか、この週何しなきゃいけないと思う?って、遠くの目標からだんだん決めていく。
こうすることで、やりたいことっていうか、なりたい自分に近づけるんじゃないかな。なるほどね、って腑に落ちてる子、結構多いですよ。

私も、2020年には会社を上場させて結婚もして、出産したいって目標を決めています。それにはもう彼氏を見つけてつきあっていないといけないんだけど…。でも、今は恋愛より断然仕事優先だからな~(笑)。

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伝説に残る人になりたい、その一番の近道はすでに見つけた


————これから具体的にどういうことをやっていきたいか教えて下さい。

椎木 まず、いろいろあって一回ストップした「ミルピク」(スマホアプリ)を、リニューアルして自社でやっていこうと思っています。他にもいろんなアプリ開発にチャレンジしていきたいです。
そして、今年は海外(具体的には中国や台湾、タイ)に展開したいと考えています。日本の市場よりも桁違いの額が動いているので、その流れにうまく乗って一歩上場に近づいていきたいなと。あとは上場に向けて、自社の組織的なことを整えていきたいと思っています。

私が上場にこだわるのは、伝説の人になるのに一番近いからなんです。今の最年少記録は25歳1ヶ月、女性では最年少記録が37歳なんですよ。あえて女でその最年少記録を更新するのが意義深いなって思って。
まずは世界進出を目指していろいろがんばります。見~て~ろ~よ〜!!(笑)

Interview/Text: 河辺 さや香
Photo: 栗原洋平

椎木里佳

1997年生まれ。実業家。中学3年生(15歳)で株式会社AMFを創業。「女子高生社長」として知られ、都内の高校に通いながら、全国70名からなる女子中高生マーケティング集団「JCJK調査隊」の企画運営やスマートフォン向けアプリ開発などの事業活動を展開。若者らしい大胆な発想力や情報発信力を評価され、2015年 株式会社TOKYO GIRLS COLLECTION、タグピク株式会社、株式会社MAKEYの顧問就任。TBS系列「サンデー・ジャポン」、日テレ系列「人生が変わる1分間の深イイ話」、NHK「あさイチ」等、メディア露出多数。

http://qreators.jp/qreator/siikirika

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