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和歌山応援隊!学生起業家・小幡和輝が行く、日本一のみかん農園。

2015.11.24

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和歌山県は、みかんの生産量が全国で一位! とくに有田地方のみかんは、全国9%の出荷量を誇ります。どうして和歌山県がみかんの名産地なのか? 今回はそんな有田みかんの秘密を調査するべく、和歌山県は有田市にございます、早和果樹園さんにお邪魔しました!

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いきなり断崖絶壁!たくましく育つ有田みかん。

実際にみかんを栽培しているところを見てみたい!と案内していただいたのが、この断崖絶壁!急斜面に生え並ぶみかんの木々がたくましい。見ているだけで足がすくんでしまうような絶景です。


小幡:すごい! どうしてこんな断崖絶壁に!?

早和果樹園さん:海 からの暖かい空気を与えるためです。昼の温度と夜の温度の差を少なくすることが、みかんを美味しく育てる秘訣なんですね。特に、春先。花が咲いて実が形成 される5月くらいに底冷えしてしまうと、歪で美味しくないみかんができあがってしまいます。ですからみかんは海からの距離と標高が美味しさに強く関与します。和歌山県有田市、特にここら一帯は本当にみかんを育てる地形として適しています。

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遠くに僕の実家がある街も見渡せます。冬の空気は清く澄んで、遠い山々の緑葉まで美しく目に映りました。


小幡:それにしても、ものすごい傾斜ですね。

早和果樹園さん:僕らはみかんを収穫する際、コンテナを片手に走り回っていますよ(笑)。みかんをどんどん入れていくと、そのコンテナは20キロほどの重さにもなります。

小幡:本当ですか!?  信じられない・・・。ものすごい重労働ですし、誰にでも出来る技じゃありませんね。まさにみかんを育て続けている職人さんだからこそ出来る匠の技ですね。僕らが普段口にしているみかんの一つひとつに、そういった職人さんたちの熟練した技と情熱が注ぎ込まれているわけですね。

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みかんは寝て待て!みかんの”もぎたて”は美味しくない。

普段はなかなか入ることができない、選果場の中を見学させていただきました!


小幡:もの凄い量のみかんですね。これらを腐らせないように出荷させるには、相当な時間を要する気がするのですが、大丈夫なんですか?

早和果樹園さん:そうですね、確かに新鮮なみかんが好きな方もたくさんいらっしゃいますが、実はみかんの”もぎたて”は酸味が立ってあまり美味しくないんです!すぐに出荷せずに置いてお いたほうが美味しく仕上がるんですよ。もちろん、新鮮な、フレッシュさを求める方も確かにいらっしゃるとは思うのですが、実際は一週間程度置いておくほうが酸味がまろやかになり美味しく なるんですね。

小幡:そうなんですか!? 初耳です。しかし、放置しておくとみかんは腐ってしまうのではないですか?

早和果樹園さん:そうですね。確かに、そのまま置いておくことでみかんが腐ってしまうリスクはあります。しかし、みかんは適切に貯蔵すればそんなに早く腐りません。予措(よそ)っていうんですけどね。少し果皮から水分を抜いて、皆さんに美味しく食べて頂ける味に仕上げます。ただ、少しでも置いておくとすぐに腐ってしまうみかんもあるので、そういった出来の悪いみかんを選別する 期間としても役立てています。有田はあまり行いませんが、地域によっては1~3ヶ月くらい貯蔵して、「蔵出しみかん」というブランドで販売しているところもあります。この辺だと隣の下津町が有名です。置いたからといって、悪くなるわけではないんですよ。みかんって(笑)

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倉庫を探索していると、おもむろに積み重ねられた謎の一斗缶が。ここ、みかん農園の選果場のはずじゃ・・・?


小幡:この一斗缶は何ですか?

早和果樹園さん:これはみかんを搾った果汁、ジュースですね。我々は元来農家だったので、みかんを出荷する冬場(厳密には10月~1月)にしか収益が出なかったんです。そこで、加工業にも力を入れ ることにしたんです。そうすることで、みかんが自然に食べごろを迎える季節だけでなく、一年を通して収益を上げることが出来るようになりました。

小幡:このみかんジュースはすぐに出荷されるのですか?

早和果樹園さん:いえ、みかんの果汁も、搾りたては美味しくないんです(笑)。最低でも半年くらいは寝かせた方が美味しいみかんジュースになるんです。特に私達の果汁には皮 が含まれていませんので、皮の脂分で品質が落ちることなく、本当に甘くて美味しいジュースになります。この一斗缶で寝かせているんですね。一年も置いておくと、クエン酸はそのままに、角がなくなったまろやかな味わいになります。

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こちらが出荷される直前のみかんジュース。長年の経験で培った知識によって、最高の状態で出荷されます。

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他にもこんなアイス・キャンディーまで! 和歌山の美味しいみかんを届けるために、その加工方法にもこだわっています。



僕が今回お邪魔した早和果樹園さんのみかんは、本当に渋みがなく、透き通るような優しい甘さでした。その裏には、和歌山県でしか成し得ない秘密がたくさん詰まっていたんですね。そしてなにより、搾り立てのジュースよりも、寝かせたもののほうが、本当に甘くて美味しいことに驚きました! 早和果樹園さんによる加工みかん食品の数々は、インターネットでも購入することが出来ます。皆さんも是非一度ご賞味ください!

Interview/Text: 倉持ゆうり

小幡和輝

おばた・かずき/和み−なごみ/Social Study代表
1994年、生まれ。10年近く不登校を経験。当時は一日のほとんどをゲームをして過ごしていた。(過去にプレイしたゲームのプレイ時間をトータルすると30,000時間を超える)中学校を卒業後、和歌山県立耐久高校定時制に入学し、校内、校外でさまざまな経験、人と出会い人生が大きく変わる。その経験から「人と人が繋げるキッカケを作りたい。」と強く想うようになり、人を繋げるツールとしてイベント制作をはじめる。2013年2月にイベント制作会社和ーなごみを起業し高校生社長となり、3月には日本初となる高校生だけで経営するカフェ「ESPOIR」を設立。同年11月には和歌山最大規模のコンサートホールを貸し切ってイベントを開催した。2014年には元ライブドア代表取締役社長の堀江貴文氏を和歌山に招き講演会を主催。500人を集客した。4月より和歌山大学観光学部に進学。同年11月には40校以上から500名以上の学生を集めた学生合同文化祭を主催し、5000人以上を集客した。2015年には世界的な学生起業家のプレゼンテーションアワードであるGSEA(Global Student Entrepreneur Awards)で日本予選・アジア予選を通過。ワシントンD.Cで開催された世界大会に日本代表として出場した。7月より学生と社長のマッチングメディア「社長訪問」を立ち上げ代表となる。自身の経験を話すことで「一歩踏み出す勇気。」を伝えるため、全国各地の学校やイベントでの講演活動やメディア出演も精力的に行っている。

http://qreators.jp/qreator/obatakazuki

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