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アナタの“考える臓器”は健康ですか?プロトレーナー金塚陽一が語る、健康への最短ルート

2015.12.16

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ミスユニバースからオリンピック選手まで、結果を求められる様々なプロに支持されるトレーナー金塚陽一が、簡単にできて健康になる方法を一挙に大公開。少しの知識とちょっとした意識の差で貴方のカラダは中から美しくなることができます。

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日本食こそ、キングオブフード


———体を内側からキレイにするとおっしゃっていますが、どういう事ですか。

そうですね。私は普段、プロを相手にお仕事をしていますが、これを読まれている方は一般の方がほとんどですよね。そんな方に、アスリートやモデルさんの健康法を押しつけても、実践することは難しいですし、続けることはできませんよね。前にも言いましたが、大切なのは継続すること。少しの知識を入れて、意識をちょっと変えるだけで体を健康的に、内側からキレイにすることができるんですよ。たとえば、我々日本人の良く食べる日本食は世界的に見ても理にかなった食事という事も意外と知られていないんですよ。

———日本食が体をキレイにする!というわけですか?

オーバーな表現ですが、間違ってはいませんね。四季によって食べ物が変わるのは、海外にはない日本独特の文化なんですよね。それが最近世界で注目を浴びているんですよ。アメリカUCLAにある病院は日本食を病院食に取り入れられました。それは、なぜかというと、日本食は非常にバランスのとれたいい食事と認められたからですね。でも、それだけではないんですよ。私達の身近な日本食の特徴はなんだと思いますか?

———・・・もしかして、食べ方とかですか?

そうなんです。日本食は世界で唯一、食品を口の中で噛みながら一緒にし、胃に送り込む食べ方をするんですよ。外国では、単体のものだけを食べるといった食べ方をしています。ほら、コース料理なんか行くとわかりやすいでしょ!でも、日本食は色々な食品を口の中で噛みながら混ぜて食べるでしょ!

———それはいわゆる三角食べという事ですか?

そうです。普段食事するとき、おかずを食べたらご飯を食べ口の中で混ぜますよね?それを味噌汁で流し込む。これが普通の日本食の食べ方ですよね。それが一番いいと言われている食べ方なんですよね。海外のように単一のものを食べて吸収するよりも、たくさんの食品を口の中で一つにして吸収したほうが合理的ということが分かったからなんですよ。海外の病院食にも取り入れられるようにもなったと言いましたが、入院されている方は、いわゆる免疫が低い状態ですよね。そんな免疫の低い状態の人でも効率的に、栄養を吸収しやすい食事が日本食、和食なんですよ。

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カラダの体調を決めていたのは、“腸”の温度だった


———免疫能力が低いとか高いとか、どうやって見分けるのですか?

免疫能力について、何を持って高いとか低いとかを言っているかというと、腸の中の温度が37℃を上回るか、下回るかで決まってくるんですよ。腸の中の温度が、37℃以上あれば、腸内で悪い菌を殺すことができるので、免疫能力が高いとされるんですよ。また、腸の中の温度が1℃上がると免疫能力が30%向上すると言われています。腸の環境がいいと、常に血液の循環が良く、体が温かいです。だから、便秘の方や冷え性の方は腸の温度を上昇させるだけで改善するんですよ。

———でも、腸の温度って測れないですよね?

そうですね(笑)。腸内の温度を測るのは難しいですね。でも、調子が悪い時ってお腹が冷えた感じがしないですか?また、腸が重たいという感じがしませんか?でも、調子がいい時って、腸の中に残留物が残っている感覚はありませんよね。常にそういった状態をキープすれば健康をキープすることができるんですよ。だから、いつも腸の中をキレイに保つ努力をすれば健康でいられるというわけですよ。

———腸の中をキレイにするためには、どうしたらよいのですか?

まず基本なのは、規則正しい生活ですね。いつも同じ時間に起きて、同じ時間にきちんと3食食べる。夜は必ず入浴して体をキレイにし、内臓を温めてから出る。汗がひいたらきちんと布団に入って眠ることですね。本当に基本的なことなんですよ(笑)。あと、水分をしっかり補給すること。基本は食事から2リットル、口から2リットル飲んで、常に体液を循環させることに意識すれば体内だけでなく、腸内もキレイにできますよ。

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腸内をキレイにする。そのポイントは発酵物??


———腸の中に残留物を残さないためにはどうしたらいいのですか?

簡単なことですよ!まずはよく噛むこと。よく噛めば食べ物は細かくなり消化吸収されやすくなりますよね。また、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べる量が適量になってきます。決して一気に食べず、少しずつゆっくりよく噛んで食べることですね。そして、食べるときはまずお味噌汁を飲んでください。温かいものを胃の中に入れることで胃腸の動きを活発にしてくれます。また、お味噌汁のお味噌は発酵食品ですよね。液体は腸で吸収されますので、発酵食品が腸にまで届き、腸の中の環境を整えてくれますよ。こういう事に気を付けるだけで腸内をキレイにすることができますよ。

———それだけで腸内環境はよくなるのですか?

腸内環境を良くする腸内細菌を増やすには条件があります。それは、発酵物を長時間、高温の状態で腸内に置いておくこと。という事は、発酵食品はいつ食べるのが一番望ましい時間かわかりますか?答えは夜ですよね。夜は活動も少なく、寝る時間を取ります。寝ている間に大便に行く人はあまりいないでしょう。また、寝ている間に自律神経、交感神経、副交感神経をメンテナンスするために体温を上げなければいけません。という事は必然的に腸内の温度も一番高くなってきますよね。ただ、勘違いしないでくださいね。夜に食べることがいいからといって、寝る直前に食べるのはダメですよ(笑)。

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考える臓器“腸”の凄さ。


———腸ってすごいんですね!

そうなんですよ。腸は脳と同じくらい中枢神経の集中した臓器なんですよ。だから、体に合わないモノを食べた瞬間、トイレに行きたくなりますよね。あれは脳からの信号が出ているわけではなく、腸が判断して体の外に出そうとするんですね。腸はとてもスゴイ臓器なんですよ。腸をキレイにするだけで免疫が上がって健康的になれる。さらに食品をバランスよく摂れる日本食が健康には一番いいんですよ。

———日本食だけしかダメなんですか?

いいえ。普段の食事などきちんとしていれば多少ジャンクなものを食べたとしても、大丈夫ですよ。私は日本食しか食べられませんから!と強情を張っていては、人ともお付き合いもできないですしね。大切なのは普段の積み重ね。それをしていれば、多少の不摂生も体はカバーしてくれますから安心してくださいね!



最後に

物腰柔らかく、丁寧に説明してくれる金塚さんをインタビューしていて、振り返ると自分が途中から先生と呼んでいたことに気づく。まるで授業のようにわかりやすいお話だった。無理をして続かない健康法ではなく、一般の方も続けられる健康という視点から、わかりやすく論理的に説明をしてくださった。健康のための食事法から腸内を整えて免疫力を上げる方法まで少しずつの積み重ねが今の日本人全体に求められている。

Interview/Text: 松下純

金塚陽一

ファッションにトレンドがあるように、ダイエットや健康法にもトレンドがある。
◯◯抜きダイエット、◯◯だけ健康法……など、一見、魅力的な言葉が世の中にあふれている。
しかし、一過性でなかったものは、そのうちどれくらいあるのだろう?
オリンピック選手やミス・ユニバース・ジャパン代表など、“プロ”相手のトレーナーとして活躍してきた金塚陽一は、
その理由を「正しいカラダの“取扱説明書”が出回っていないから」だと言う。
彼の持つ、日本一正しいフィジカルの知識を身につければ、
一生ダイエットが必要ない、一生元気でいられる、そんな新しい自分に出会えるかもしれない。

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