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ネジや工具のドレス!シアタープロダクツ春夏コレクションのテーマは「タフな女性」

2015.10/29

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「ファッションがあれば世界は劇場になる」をコンセプトに展開するファッションブランド『シアタープロダクツ』。
毎回、テーマ性のあるコレクションショーでは、演劇的な演出を交えながら来場者を魅了する。

プロデューサーの金森香は、「日常の中に、どのようにして劇場を作り出していけるか」を日々考え、店頭イベントやDMなどでも様々な演出や仕掛けを凝らしている。

そんな、数多あるファッションブランドとは一線を画す、シアタープロダクツの2016年春夏コレクションが発表された。

2015年10月23日(金)、東京・青山のスパイラルホールにて発表されたコレクション。
2016年春夏のテーマは「CONTAINER(コンテナ)」。

今回のコレクションは、ドライバーや建設現場、工場での仕事の中で、 男性にも負けずパワフルに働く健康的でタフな女性をイメージしているとのこと。
フィジカルと精神の強さを兼ね備えた、男性社会で生きる女性の、魅力や美しさをファッションで表現している。

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ショーのランウェイには、カラーコーンが並び、音楽家・山口とも氏の廃品ドラムスが鳴り響くなかでボディビルダー集団が登場。
そのなかには、芸人のなかやまきんに君の姿もあり、会場を湧かせていた。

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インダストリアルなシーンから着想を得ている今回のコレクション。

ホームセンターに並ぶ日用品や工具の色使い、金属やゴムなどの素材からインスピレーションを得て、ファッションアイテムへと華麗に転換されている。
セーフティカラーである、蛍光オレンジや、グリーンの鮮やかな発色が印象的だ。

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金属の素材をイメージさせる金や黒の配色に、ネジやペンチ、そこに一見ミスマッチとも思える花の模様が描かれたドレス。女性のタフネスさが表現された一着だ。

そしてアメリカ郊外の工場を連想させるサインプレートのビニールバッグ。

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蛍光グリーンと黒のコントラストが美しい、幾何学的フォルムのドレス。
ウエイトがプリントされた、パテントレザーバッグ。

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工場のワークウェアであるサロペット。カラーリングは、セーフティカラーを連想させる蛍光オレンジだ。
アメリカ郊外から着想を得たブーメラン型のバッグ。

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防弾ベストディテールのボンディングベストに防弾ベストカッティングのドレス。

その他にも、緩衝材をイメージしたニットや、衝撃吸収メッシュのライダースジャケット、「DANGER」や「EXIT」など象徴的な文字が描かれた靴下やアクセサリーなど、工場から連想されるシーンがファッションアイテムに落とし込まれている。

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また、Reebok CLASSIKの「INSTAPUMP FURY」をシアタープロダクツが手がけ、atmosがサポートしたコラボレーションスニーカーも発表された。
こちらも、男性的な深みのあるブラウンが、本皮を使用することによってドレッシーに表現されている。
2016年2月より、atmos直営店とシアタープロダクツ直営店にへ展開予定とのこと。

プロデューサーの金森氏は、今回のコレクションを通したシアタープロダクツの今後の展開について以下のように答える。

「ファッションショーは毎回デザイナーの武内昭と森田美和の感性が20分弱に詰まっています。
ここからは、服そのものに重層的にされているインスピレーションや、実験的な試みなどを、丁寧にお客さまの手に届けるのが、仕事であり挑戦です。
来年1月頃より店頭でのプレゼンテーションなど始まります。どうぞ楽しみにしていてください」(金森)

工場の持つ、男性的な無骨で重厚なイメージを、繊細でエレガンスな女性らしさに昇華されている今回のコレクション。
男性社会で働く、たくましい女性の強さやセクシーさが表現されているアイテムを身につけるだけで、パワフルに働く女性たちの原動力になりそうだ。

コレクションショーの様子は、動画でもご覧いただけます。リンクhttps://youtu.be/f1S5Z_6_Zw4

Interview/Text: 前田沙穂

金森 香

かなもり・かお/ファッションブランド『シアタープロダクツ』プロデューサー、 NPO法人『ドリフターズ・インターナショナル』理事、イベントプランナー。
セントラル セント マーチンズ カレッジ オブ アート アンド デザインの批評芸術学科を卒業後、チンドン屋をして出版社リトルモアに勤務。2001年にデザイナーの武内昭氏、中西妙佳氏と『シアタープロダクツ』を設立、現在まで広報ほかコミュニケーションにまつわる企画やマネジメント業務を担当。2010年にはNPO法人『ドリフターズ・インターナショナル』理事に就任。また2012年、包装材料問屋シモジマの新業態『ラップル』のオープンに際し、クリエイティブディレクターを担当。

http://qreators.jp/qreator/kanamorikao

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