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「大事なのは大きな挑戦をしないこと」女子高校生社長が語る、イマドキ仕事論

2015.05.12

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椎木里佳、民主党・岡田代表と蓮舫代表代行と 日本の未来と政治について討論!

弊社と業務提携をしているクリエーターの椎木里佳さんが、4月25日、26日に行われた「ニコニコ超会議2015」の民主党ブースに登場。岡田克也代表、蓮舫代表代行、若手起業家の小幡和輝さんとともに「これからの日本・働き方・政治」について考えました。

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「起業=ビジネス」ではない!?

蓮舫: 民主党ブース、よくお越しいただきました。さて、会場にいらした方の中では、おふたりのことを初めて知るという方も多いと思いますので、まずは自己紹介をお願いします。「すごい人なんだよ」ということを説明してください(笑)

小幡: いきなりハードルが上がりましたね(笑)。今日は和歌山県から来ました。小幡和輝といいまして、和歌山大学生であり、合同会社「和 なごみ」の社長をしています。主な事業としては、イベント制作ですね。

蓮舫: 椎木さんは現役の女子高生なんですよね?

椎木: はい。株式会社AMF代表取締役社長をしています。今は高校3年生の17歳です。

蓮舫: ふたりとも社長ということで。椎木さんは中学生の時に起業して社長になって、小幡さんは高校生の時に?

小幡: 高校3年生でしたね。

蓮舫: この若さで社長……すごいですね。いきなりなのですが、おふたりとも会社の業績は黒ですか? 赤ですか?

小幡: まぁ……黒ですかね。まぁまぁまぁ(笑)

椎木: 黒で〜す。

蓮舫:  おぉ〜! 代表、こういう時代に入りましたが。正直どうでしょうか、おふたりを見て。

岡田:  私たちの年代からはちょっと想像しがたいですけど、やはり最近は若くして起業したいという方、増えてきていますよね。中学生とか、高校生とか言われるとさすがに「えっ!?」と驚きますけど、本日はそういう話をいろいろ聞いていきたいですね。

蓮舫: ではまず、椎木さんから伺いましょうか。会社を立ち上げたのが中学3年生。

椎木: はい。15歳の時でした。

蓮舫: で……なんで?(笑)

椎木: (笑)。ひとつのことじゃなく、何かいろんなことがやりたくて。何でもできるっていうことが起業だと思ったので、起業したという感じです。

蓮舫: 普通の女子高生だったのに? でも、それでどうしてビジネスを始めようと思ったんですか?

椎木: う〜ん。当時は「起業=ビジネス」だと思っていなくて。やりたいことをやる術が起業だったので、そんなに深く考えてなかったんです。

蓮舫: 立ち上げる時のアイデアといいますか、何をやろう? というところから始まったんですか?

椎木: 最初は映画を作りたいとか、アプリを作りたいっていうのがいっぱいあって。でも当時に思ってたものってほとんどやってないんです(笑)。結局、今やっている内容って「女子高生をターゲットにした会社のマーケティングサポート」。自分の年齢で、女子高生という立場で、ほかの企業さんと差別化するにはそれがベストな仕事だと思ったんです。

蓮舫: マーケティング……具体的には、企業とつなぐということですか?

椎木: はい。企業と女子高生をつないで、CMとかLINEスタンプなどの制作をしてます。

蓮舫: 差し障りがなければ、具体的な実例って教えてもらえますか?

椎木: たとえば、リクルートさんの「パン田一郎」っていうキャラクターのLINEスタンプ制作のコンサルティング。ほかにも、大手お菓子メーカーさんのCM制作、あとはサイバーエージェントさんのお手伝いだったり。神奈川県の大使もやっています。

岡田: 起業される時、周りの反応ってどうでした?

椎木: 友人たちには起業のことをあまり話していなかったので、言われることはあんまりなかったですね。でも、ネット上がすごくて……。「中3なのに生意気だ!」とか「半年ですぐ潰れるから!」とか(笑)

蓮舫: ご両親の反応はどうでした?

椎木: 父が会社を経営していることもあって、家族は応援してくれたました。でも、成績が下がると母からは「会社やめさせるよ!」って怒られたりもしましたね。だから今でも気が抜けません。
蓮舫 ちょっと高校生らしい一面も見れました(笑)。では続いては小幡さん。小幡さんは、差し障りがなければ……10年間くらい「ひっきー」だったと。

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引きこもり少年が社長になるまで

小幡: スーパー引きこもりでした。10年くらい引きこもっていて、3歳から15歳までまともに幼稚園や学校に行かなかったんです。

蓮舫: 私たちも政策で、何とか引きこもっている子どもたちに、世の中に出てきてもらおうと頑張ってはいるんですが、政策ってなかなか届かないんですよね……。

岡田: なんで引きこもりになっちゃったんですか?

小幡: 最初がもう早すぎるので、覚えていないっていえばいないんですけど(笑)、とにかく集団生活が好きではなくて、人に会ったり話をするのが嫌だった。勉強も好きではなかったんです。とにかくゲームが大好きだったんで、ゲームしてましたね。ずーっと。

岡田: そこから、何かきっかけで起業に向かったんですか?

小幡: たまたま出会った人が、すごく輝いていて。学校にちゃんと行って、部活もやって、生徒会もやって、アルバイトもやって。その人自身が音楽好きで、自分でライブイベントもしたりとか。とにかく積極的だったんです。それを見て、すごく悔しくなったんですよね。「何で、こんなに違うだろう!」「彼みたいになりたいから頑張ろう」って。
それで、彼のイベントを手伝ったり、自分でも企画したり。そうする中で、イベントっていうのがすごく好きになって、これを仕事にしたい、じゃあ会社作っちゃえって思ったのが、高3の時でした。

蓮舫: 周りの反応はどうでした?

小幡: 最初は「頭おかしいんちゃうか?」とか言われました(笑)。親からも反対されましたね。でも、バイトしてお金を100万円貯めたり、会社を作るための手続きも全部終わらせて、あとは親の印鑑を書類に押すだけで会社成立、というところまでやって、親の前に書類を持って行きました。最後は親が折れたかたちですね。

蓮舫: 改めて……すごいなっていうのが正直なところです。自分も15歳、18歳の時にそれができたかっていうと分わからないのですが、飛び込むって大事ですよね。小畑さんの仕事は具体的にいうと、イベントプロデュース?

小幡: 和歌山で啓発セミナーをやっていて、最近では実業家の堀江貴文さんや、LINE株式会社の元代表・森川亮さんを和歌山にお招きして、講演をしてもらいました。あとはライブイベント、商業施設や行政のイベントプロデュースをやっています。

岡田: 銀行がお金を貸してくれないとか、誰も出資してくれないといった苦労ってありました?

小幡: お金の面で困ってないと言ったら嘘になるんですけど、でもたくさんの方が応援してくださっているというのと、逆にお金がないのであれば、お金がなくてもできる方法を考えようと思っているんです。たとえば、イベントするにしてもお金がなくてもできる方法はある。だから、そこまで困ってはないっていうのが正直なところです。

蓮舫: 国もですね、若者に起業してもらいたいということで、1円から会社を起こせるようになりましたし、助成金も含めずいぶん後押しをしていることは確かです。ただ、起業してそれを続けられるどうかが問題だと思っていて。何かネックというかハードルとかありますか?

椎木: 「大きなチャレンジをしない」っていうことが大事かなって思います。若いからこそ、いろんな人に頼ってもいいと思うし、少しずつ少しずつ援助をいただくことで、できることもあります。いきなり大きくどーんとお金を使う必要性は、若い時にはないのかもなって思います。

小幡: 昔と違って、今の時代は少ない資金で勝負ができるから、リスクが減ったと思うんです。だから地道に、堅実にやればいいんです。

起業のリスクは確実に減っている。大きな夢をやみくもに追いかけるのではなく、堅実にかたちにしていけばいい……。イマドキの若者の企業理念を締めに、次回は「会社員という選択」や「18歳の選挙権」にまで話が広がる! 若者と政治家の本音トーク中編をお楽しみに!

椎木里佳

しいき・りか/女子高生実業家。
1997年、東京都出身。“女子高生社長”として知られ、東京都内の高等学校に在学しながら株式会社「AMF」を経営。学業のかたわら、スマートフォン向けアプリの開発や各種イベント企画プロデュースなどの事業活動を展開。

https://twitter.com/rikashiikiamf

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