普通の旅行ツアーはつまらない!ゲーム感覚で楽しむ進化系ツアーがくる!?

2015.5/11

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Q&A Meeting 「旅行プラン」を考える。

クリエーターの方々に、好き勝手に「こんなものがあったらいいな」を考えてもらう本企画。
今回のテーマは「新しい旅行プラン」。
連続起業家の家入一真さん、ゲームクリエーターのイシイジロウさん、イメージ変換企業社長のシモダテツヤさんに、それぞれの旅にまつわる話や思い出から、新しい「旅行プラン」についてアイデアまで、ラフにお話いただきました!

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音信不通になったタイ人を探しに

——GWは全国的に天気に恵まれ、どこも人手が多かったようですが、みなさんは最近どこか旅行に行かれましたか?

イシイ 最近だとそうだなぁ、僕はアニメ関連の仕事を兼ねて香川県に行きました。結構おもしろかったですよ。

家入 僕は岐阜の祭りに行きました。一晩中踊るやつ。普段はそういうのは行かないんですが、行ってみたらパワフルでおもしろかったです。あとは高知にも行きました。でもね、そもそも僕、旅行があんまり好きではないっていう……(笑)

シモダ ハイ、僕も同じです。実は飛行機が本当に苦手で、できればあんまり乗りたくないんですよね。

イシイ えっ、ふたりとも苦手なの?(笑) でも飛行機は仕事でも使うことも多いでしょ?

シモダ そうなんですが、どうしても苦手で……。学生の頃はバックパッカーみたいなこともやってたくせに。

家入 へぇ〜それは意外。

シモダ どうしても乗らなきゃいけないときは、精神安定剤をわざわざ病院にもらいにいきます。あと睡眠薬。

——重症ですね(笑)

家入 じゃあ旅行で海外とかには全然?

シモダ 10年くらい行ってなかったですね。最近はクスリの力に気づいたので行けるようになりましたが。 

イシイ ブランク長っ! でもその1回がどんな旅行だったのか、すごく気になります(笑)

シモダ バックバッカー時代に現地ですごく仲よくなったタイ人がいたんですが、連絡先を紛失して10年間音信不通だったんです。もう二度と会えないと思ってたんですが、偶然見てたテレビ番組の「タイの秘境に嫁いだ日本人妻」みたいなやつに夫として出てきて、田舎の渓谷で筏の船頭みたいなのをやってたんです。それで会社止めて、社員全員連れてタイに行ってそいつを探すことにしたんです。

イシイ また思い切りましたね(笑)。で、その彼は見つかったんですか?

シモダ 見つかりました。村の名前しか分からなかったのですが、なんとなく当たりをつけてシラミつぶしに探してたんですが、市場でフルーツ売ってるおばちゃんになんとなくその話をしたら「あ! この人、親戚」って。ミラクルってあるんだって思いました。

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旅をゲーム感覚で「プレイ」する

家入 どうしたわけか、旅って嫌なことや大変だった思い出ばかりが残りますよね。

イシイ 意外性、予想できないことが起きるのは旅の醍醐味ですよね。でも逆に言えば、観光地を巡るような普通のツアーは、あんまりそそられないというか……。旅行って一般的に非日常なわけでしょう。でも全然、非日常じゃない(笑)

家入 うんうん。その土地の名所や旧跡を見たいって気持ちは分かるけど、それを「旅」と言ってしまっていいのかっていう気持ちはすごくありますね。

——では、みなさんはどのような旅行プランがあれば参加したいと思いますか?

シモダ 全国の心霊スポットを回るバスツアーとかなら、行ってみたいかもしれません。

イシイ あっ、それいいですね!

シモダ 心霊スポットに行ったら、そこで写真を撮ってSNSでアップしなきゃいけないルールがあって。何か心霊的なものが写ったらラッキーポイントが加算されて……。

家入 実際に自分自身で体験できるかどうか……「自己参加型」というのは、キーワードになりそうですね。

イシイ 自己参加型といえば、昔ミステリートレインっていう行き先不明の電車のツアーがありましたよね。あれ、もうちょっと何とかならないかなって思うんですよ。

——あ〜、一時よく見かけましたよね。

イシイ ちょっと前に「脱出ゲーム」が流行りましたが、その手法を混ぜて、たとえば電車のなかでは殺人事件が起こるような仕掛けをしておくんです。みんなで協力しあって犯人を探すんだけど、犯人役も探偵役もツアー参加者なんです。参加者それぞれが秘密の役割を担ってて、その通りに行動していき、そして最後の目的地で結末が明かされる。

家入 それ、さっきの心霊ツアーと合わせることもできますね。最終目的地は火曜サスペンス劇場みたいに自殺で有名な断崖絶壁とか(笑)

シモダ 真面目に企画したら形になりそうですね。しっかりあらすじを練って。

イシイ あともうひとつ、「これはすごいな」って思ったものがあって。アレな話で恐縮ですが、AVに『テレクラキャノンボール』という作品があるんです。

シモダ あっ、それ見たことあります。東京から出発して各地で女の子をテレクラでナンパするやつですよね。

イシイ そうです。それで女の子とキスできたら2点とか、行為にそれぞれ点数がついていて、ゴールまでにいちばん点数を取った人が勝ちっていう(笑)。ゴールに早く着くのが目的じゃないんですよね。で、この手法って旅行にも応用できるんじゃないかって思うんですよ。

シモダ なるほど、それぞれに点数をつけておいて、たとえば誰もが知ってるようなお城や建物なんかだと1点とか低い点数で。一方でガイドブックには載ってないような、だけど地元で美味しいと評判のお店に行ったら高得点とか。

家入 その審査には、地元の人に参加してもらうのもおもしろいですよね。「よくあの店見つけたね〜」なんて会話になったり。

シモダ それいいですね。お店に行ってただ食べるだけじゃなくて、店主の趣味を聞き出せたらボーナス得点とか。

家入 旅の醍醐味って地元の人とのコミュニケーションもあると思うんですよ。でも一般的なツアーとかだと地元の人と話すきっかけがなかったりするし、参加者同士も壁があったりする。でもこれだと目的が明確だから、コミュニケーションが苦手な人でもゲーム感覚で普通に話しかけることができますよね。

イシイ しかもマイナーな観光地でもできますし、テーマを決めればいろいろ応用もできます。先ほどの心霊ツアーならば、そこで撮った写真にオバケが写っていたら1点とか(笑)

シモダ お城やグルメなど、旅行に行ったら外せないものは多いとは思うけど、外しまくった意外性のあるツアーのほうが魅力的だと思うんですよね。

イシイ 本当にそう。予定通りの旅行なんでつまらないんですよ。やっぱり意外性や、驚き、さらにそれをまわりと共有するコミュニケーションのやり取りがないと。

家入 そういうプランがあれば、旅行嫌いのわれわれも、行きたくなりますよね(笑)

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──AV作品からヒントを得て、新しい「旅行プラン」が出てくるとは……さすがです。
QAでは今回出た案を、実際に旅行代理店さんにプレゼンしに行きたいと思います!
その様子は追って本サイトにてご報告させていただきます。
みなさんありがとうございました!

Interview/Text: 織江賢治
Photo: 神藤 剛

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家入一真

いえいり・かずま/連続起業家。1978年、福岡県出身。2003年に株式会社paperboy&co.を創業(現:GMOペパボ株式会社)。08年にはJASDAQ市場へ当時最年少(29歳)で上場。ペパボ退任後は「CAMPFIRE」「BASE」などのウェブサービスを立ち上げる。悩める若者の立場に立ち、現代の駆け込み寺「リバ邸」や「深夜のお悩み相談」などを精力的に展開。 著書は『こんな僕でも社長になれた』(イーストプレス)『もっと自由に働きたい』(ディスカバー21)など多数。【twitter】@hbkr

http://qreators.jp/qreator/ieirikazuma

イシイジロウ

いしいじろう/ゲームクリエイター、原作・脚本家。1967年生まれ。日経映像、チュンソフト、レベルファイブにおいて、おもにアドベンチャーゲームのシナリオ・監督・プロデュース、ディレクションを務めたのち、2015年に独立。代表作は『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』(監督/チュンソフト)、『428~封鎖された渋谷で~』(総監督/チュンソフト)、『TRICK×LOGIC』(企画・プロデューサー/チュンソフト)、『タイムトラベラーズ』(ディレクター/レベルファイブ)など。

http://qreators.jp/qreator/ishiijiro

シモダテツヤ

しもだ・てつや/株式会社バーグハンバーグバーグ 代表取締役 。1981年、京都府生まれ。2009年、日本一ふざけた会社を標榜する「バーグハンバーグバーグ」を設立。実績として「イケてるしヤバい男長島」、「Honda黙認!お金をもらって車を宣伝するサイト」、1.5トンの豆を豪快にぶつけ合う「すごい豆まき 鬼リンピックin東京タワー」、インド人のアドバイスを無視した「インド人完全無視カレー」通販など、世の中に斬新すぎるクリエイティブを提供している。著書に『日本一「ふざけた」会社の - ギリギリセーフな仕事術』(中央公論新社)

http://qreators.jp/qreator/shimodatetsuya

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